<<ビジネスマナーワンポイントレッスン!No.25(賀寿 編)>> 「賀寿」は長寿を祝う日本の伝統的な習慣です。 この長寿のお祝い(賀寿祝い)は、室町時代より行われています。 賀寿の中で一番馴染み深いものは還暦のお祝いです。「十二支十干」が60歳で一回りし、生まれ年の干支(もとの暦)にもどることから、この名前があります。 赤ちゃんに還るという意味と、赤は魔よけの色ということから「ますます元気に」という願いをこめて、以前は「赤いずきん・ちゃんちゃんこ・座布団」などを家族や近親者が贈り祝っていました。しかし最近では、赤色のベストやマフラーなどを贈ることも多くなっています。 また、平均寿命が延びた現代では年寄り扱いされるのを嫌がる人も多いため、お祝いの会などは本人の意向を確かめたほうがよいでしょう。 ・還暦 60才(赤) ・古稀(古希) 70才(紫) 中国唐の詩人杜甫の詩「人生七十古来稀也」に由来 ・喜寿 77才(紫) 「喜」の草書体が「七十七」と分解されることに由来 ・傘寿 80才 「傘」の略体字が「八十」と分解されることに由来 ・米寿 88才(金茶・黄) 「米」が「八十八」と分解されることに由来 ・白寿 99才(白) 「白」が「百」の字に一本足りないことに由来 ・紀寿 100才 ※百歳以上は、百賀の祝いとなります |